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  抜管困難と思われた神経筋疾患患者の気管内挿管チューブの抜管を可能に!!
 
 抜管困難と思われた神経筋疾患患者の気管内挿管チューブの抜管を可能に!!!

・ 米国ニュージャージー医科歯科大学で、157人の抜管困難とされた患者(平均 37±21歳)の  うち、155人の抜管に成功した。

  :135人は神経筋疾患(DMDなど筋ジストロフィー、ALS、SMA、重症筋無力症、ミオパチー、  ポストポリオ症候群、脊髄損傷、など)の肺炎時での、気管挿管や、気管切開の術後です。

  :83人は他の病院から転院している。

・成功しなかった2例は、咳の最大流量(CPF)が測定不能で、気管切開に移行した。

・ 患者さんに良く適合したリークを少なくするインターフェイス(口をカバーするものを含めて)を介したNPPV(従量式が有効であった)と、MAC(カフアシスト)を用いて、SpO2を95%以上に維持し、抜管できた。
詳しい論文は此方から
http://chestjournal.chestpubs.org/content/137/5/1033.full.html
 (Bach JR, Goncalves MR, Hamdani I, Winck JC.
Extubation of patients with neuromuscular weakness.
A new management paradigm. Chest 2010;137(5): 1033-1039)
 
 
 PICU(小児科)の抜管の論文
 
・同じく小児でのNPPV移行での抜管の論文です。 
 
 
 
日本での、神経筋疾患の非侵襲的呼吸ケアセンターは八雲病院です。 
 世界に、今のところ、バック先生の病院と同じようなレベルのことができる(抜管困難の方をNPPVに戻せるという点などで)神経筋疾患の非侵襲的呼吸ケア(NPPVとMI-Eを含む)のセンターは、4ヶ所と云われています。

アメリカのバック教授のところと、イタリアのボローニャ大学のマルチェロ先生達と、ポルトガルのミゲールさん達のチームと、八雲病院です。

 また、イタリアと、ポルトガルで、それぞれ、最近のバック教授の講演会に、国中から、患者さんが大勢来たそうです。

「バック教授と一緒に写真を撮りたい。バック教授の方法のおかげで、気管切開をしなくても、呼吸が苦しくなく、過ごしていられることの御礼が言いたい」と、数多くの情報が届いています。
 
 
 
 



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