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 第42回日本小児呼吸器疾患学会が「いきをすること、いきるこ」をテーマに開催されました。

第42回日本小児呼吸器疾患学会が、群馬県高崎市の高崎シティーギャラリーと高崎市役所を会場として開催されました。

 今回のテーマは「いきをすること、いきること」です。
学会の全体像がまだ漠然としていたころ、テーマについて多くの先生方と話し合いを繰り返したそうです。
同じことを旨としたいことがわかりました。すなわち、学会を通して、若手に小児呼吸器に関する技術を教えたいということ、翻っては自分たちのビジョンを確かなものにしたいことなどです。

 そこで、新進気鋭の先生方も私たちの世代も、この学会に集うことで呼吸の基本に戻り、そこから伝えるべき技術を話し、革新のビジョンを打ち立てることができればという考えに至りました。息をすることがキーワードですので、小児科の境界領域の疾患にも目を向け、幅広い研究会となることを目指していました。

 
八雲病院の石川先生は、第2日目に徳島病院の多田羅先生とシンポジウムの座長です。
八雲病院の三浦PTは、第2日目にハンズオンセミナーで呼吸リハ実技の座長です。
竹内看護師は、1日目に『小児神経筋疾患における電動車いすホッケーで呼吸リハビリテーション』という演題発表です。
詳細のホームページは
http://square.umin.ac.jp/jspp42/index.html
 
■名古屋での市民公開講座からいろいろと繋がりが広がっています。
国立特別支援教育総合研究所西牧先生からは、NPPVで生まれた貴重な時間を、在宅で就労しながら過ごせるような筋ジス教育の可能性を考えましょう。。と

医療の支援歩により、多くのデュシェンヌ型の筋ジス児(DMD児)は、養護学校
を経由せず、一部就労まで出来るようになりましたが、まだまだ養護学校を卒業
すれば、筋ジス病棟での施設型介護が前提とされているような気がします。

多くの方が、立派に成人されて、NPPVの恩恵に浴される方は良いのですが、まだ、施設を離れて、自立生活が出来ず、成長途上のDMD児が高等部卒業後、そのまま
筋ジス病棟入所を前提にされれば、どこで社会参加が出来るのでしょうか?
厳しい社会に出るばかりが生き方だとは思いませんが、DMD児の成長を支え、社会
参加を可能にする教育の可能性についても、皆様でHP等で語って頂きたいと思
います。
とコメント頂いています。
 
 
 
 
 
 
 
■日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会が開催されました。
 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会が10月30(金)、31日(土)
東京において開催されます

欧米では呼吸リハビリテーションの将来を見据えるような形で
beyond rehabilitationが主張されています。

継続的なセルフマネジメントを重視した
「患者教育の充実を目指して」がメインテーマとなっています。

詳細は以下のアドレスをご覧下さい
http://jsrcr19.umin.jp/


筋ジス・神経筋疾患関係の発表をご紹介します。


神経筋疾患   10月30日14:40.15:50
座長:平賀通(国立病院機構刀根山病院内科)

E 1-14
デュシェンヌ型筋ジストロフィーにおける呼吸耐力予備指数
(Breathing Intolerance Index;BITI)の活用
国立病院機構八雲病院看護課1),国立病院機構八雲病院小児科2),
国立病院機構八雲病院研究検査科3)
○竹内伸太郎1),石川悠加2),青柳智幸3)

E 1-16
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの呼吸耐力予備指数(BITI)による呼吸ケアガイド
国立病院機構八雲病院研究検査科1),国立病院機構八雲病院小児科2),
国立病院機構八雲病院看護課3)
○青柳智幸1),石川悠加2),竹内伸太郎3)

E 1-17
気管切開による人工呼吸管理から非侵襲的換気療法(NPPV)へ移行した症例の検討
(独)国立病院機構八雲病院
○三浦利彦,石川悠加,本間優希,佐藤茜

E 1-18
NPPV使用下運動療法を導入した肢帯型筋ジストロフィーの一症例
松阪中央総合病院リハビリテーションセンター1),松阪中央総合病院リハビリテーション
科2),松阪中央総合病院神経内科3)
○辻聡浩1),中島由季1),太田喜久夫2),大達清美3)

E 1-19
筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者への呼吸理学療法の次の選択としての酸素添加バッ
グバルブマスクもしくは陽・陰圧体外式人工呼吸器RTXバックアップ下での呼吸
器内視鏡による医療介入
(独)国立病院機構医王病院RST1),(独)国立病院機構医王病院看護部2)
○田上敦朗1),山田晋也1),松本泰子2),馬場法子2),岡野安太朗1),渡邊達矢1)
,中西香理1),守田直美1),増田佳枝1),駒井清暢1)

E 1-20 神経筋疾患の人工呼吸法の検討―国立病院機構施設における長期人工呼
吸患者の実態調査より―
国立病院機構徳島病院小児科1),国立病院機構人工呼吸器の標準化等に関する
ワーキングチーム2)
○多田羅勝義2),石川悠加2),神野進2),西間三馨2),福永秀敏2)


徳島病院の多田羅先生、八雲病院の石川先生と八雲RSTチームの発表もあります。
呼吸の事で困っている方を支えている医療関係者に出席して頂けると良いと思います。




また、緊急シンポジウムでは 「新型インフルエンザ 重症化からの脱却」と題して
人工呼吸器装着を含む重症化からの離脱症例の検討と、これまで蓄積された重症
化脱却にかかわる医学的知見の発表がある様です。

NPPVネットワークを広げましょう。。
 
 



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